クロノマスターオープンの新作ビッグディトのブラックTサイズ40mmが入荷しました。
ブラックダイヤルも良い質感だしてます。時計の写真では、ブラックダイヤルや鏡面仕上げの部分はどしても写り込みがありこれをごまかそうとすると今度は、本当の色や質感がでないことがあります。このビッグディトの針はシルバーの塗りと鏡面仕上げの2トーンなんですが、このコントラストがなかなかうまくい表現出来ず苦労しました。何とか質感を重視した画像を選んだつもりです。
写り込みと言えば、先日ブルーレイディスクのカーズを見ましたが、CGでピカピカのボディーやバンパーに写り込みが再現されていてそのリアルさに感動しましたが、(ブルーレイディスクの表現力は想像を超えていますね。)この場合は、写り込みはリアルさを出すために貢献しているのですが。時計の画像では邪魔になることがあります。写り込みは余り好きではなかったので、最初のころはカタログのイメージで全く写り込みをさせないようにしていましたが、ただこれだと質感がみんな同じになってしまうので今は、質感を重視して多少の写り込みはあったほう良いかと思っています。
SOLD OUT(生産終了)
月別アーカイブ: 2008年4月
クロノグラフが仕事で使われた時代。
販売後も心に残る時計たちのコーナーがこちらブログのほうに移転して3つ目になります。
こんなデッドストックの時計が見つかるならVintage&Old見たいなコーナーが出来るかもときっかけになった時計。1960年代に生産・発売されていた時計、パルスメーターをダイヤルに持ち、Valjoux23をワンプッシュに改造したいわうるドクターウオッチ。本当にドクターはパルスメーターを利用していたのでしょうか?10秒間カウントしてその数に6をかける(その証拠にカルテの脈拍は6の倍数になっている)という話を聞いたことがあります。
この時計について調べていたいたら当時、販促に使われたであろう、こんなものを見つけました。何時の世もドクターが使うもの、選んだ物というとステータスが上がる、それをねらった物のような気がします。脈をとりプッシュボタンに手をやるドクターなかなかかっこいいです。
ベンチュラ・オートH24515591〜電気時計と小学生の頃の思いで。
昨年、限定モデルとして発売されたベンチュラの自動巻モデル、今年は定番となったようです。
ベンチュラはハミルトンではずーっと定番としてラインナップされていてそれらのムーメントはクォーツです。ベンチュラは、もともと1957年世界初のエレクトニクスウオッチ・電池で動く電気時計としてデビューしたという歴史を持つ時計です。それが2008年に発売される一番新しいベンチュラが自動巻というのも面白いですね。でもこんな変形ケースにETA2824がちゃんと収まってるんですね。
クォーツ以前の電池で動いた時計。
ちなみにまだクォーツでは、なかった電池時計の初代ハミルトン・ベンチュラは、結構故障したという話を耳にしたことがあります。でも機械式しかない時代、人と違った物好き、新しい物好きな方に大いに指示されたに違いありません。みんながクォーツだから俺は「機械式だ!」といった気質と同じかもしれませんね。
私が小学生の頃、当時のベンチュラは残念ながら記憶に無いですが、ブロバーアキュートロンやシーモスのデジタル時計などがお店にあり覚えています。文字盤がなくコイルや部品、音叉がむき出しで連続で動く秒針を持つアキュートロンやボタンを押すと赤く光るデジタル数字が時を知らせるシーモスは、子ども心にも、もうそれはSFの世界、サイボーグ009の世界、未来を予感させる時計!なんてカッチョいいんだろうと子供心に思ったものでした。こういう時計は1969年にセイコーからクォーツが発表され市場にクォーツ時計が一世を風靡しはじめると、あっというまに市場から姿を消したようです。