邦題「戦場のピアニスト」、ご存知の通り1939年から1943年までピアニスト シュピルマンのドイツ占領下におけるポーランドでの悲惨かつ奇跡的な出来事を描いた感動作品ですが、冒頭の録音風景からシュピルマンを演ずるエイドリアン・ブロディの左腕にいきなりレベルソが見えます。レベルソはメーカのタイアップかと思えるほど劇中何回もチラリと写ります。後半で、「今の自分には時間よりお金だ」と時計をお金に換える印象的なシーンがあります。
緊急事態には世の中や人間がどんどん変わってく様が描かれていて、物の値段がメチャクチャになっていくエピソードもその一つです。1940年まだ家族と同居しているころピアノを売りますがその価格が2000ゾーテ(家族はそんな価格なら売らないほうがましだと激怒)、その2年後家族が強制収容所に護送される直前、子供がキャラメルを売りに来ますが、1個1000ゾーテ。坊主儲けすぎだぞと言いながらシュピルマンのお父さんは渋々買い、それを6等分して皆で分けます。 続きを読む
The Pianist~シュピルマンの時計
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