日別アーカイブ: 2017年10月13日

ブレス派?ストラップ派?…二刀流もあり!

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ハミルトン X-ウインドディディト

(左)カーキXウィンドディディト ブレス仕様      H77755133
(右)カーキXウィンドディディト ストラップ仕様 H77755533

上記は、カーキウインドディディトの同じモデルですが、ブレスとストラップでイメージがだいぶ違います。装着感も異なりますが、時計のデザインに大きく影響していますのでそれだけでもお好みが別れますね。

 たとえばこのハミルトン カーキXウンドディディトのように、ブレス仕様、レザーストラップ仕様とどちらも発売されている場合、殆んどの場合、本体が、両方に互換性があるので、ご購入後、違うベルトをご購入して付け替えることが可能です。その場合、レザーストラップからブレスに交換する場合は、ラグ幅以外につけ元の弓管部の形状のフィットがあるので、やはり純正ブレスがおすすめです。ブレスからレザーストラップの場合、ラグ幅(付け元のサイズ)があえば、殆どの場合、他社ベルトメーカーのものも装着可能です。

なので、最初にモデルをお選びの際、どちらにするかご相談を受けた時は、ゆくゆくブレスとレザーストラップの両方を、楽しみたいというのであれば、最初にブレス仕様をお求めになることをおすすめしています。

金属ブレスとレザーストラップには、それぞれに一長一短があります。

夏場汗ばむ季節は、金属ブレスに、秋口からレザーストラップにと季節感をお楽しの二刀流の方もおられますね。その場合、できれば自分で自由に脱着したいのでバネ棒外しは必須アイテムです。

アクティブでオールマイティーなブレス。

ブレスの強みは、洗浄可能なところと耐久性でしょうか。夏場や汗をかく環境では、威力を発揮します。

 レザーストラップと違って交換のサイクルが長いので(半永久的なイメージ)、経済的な面は大きなメリットかもしれません。ただ、お手入れを怠ると不衛生ですし、ブレス自体の耐久性にも影響します。使用後に汗を拭き取ったり、定期的な洗浄などで、コマの隙間に汚れがたまらないようなお手入れが不可欠です。

ブレスサイズ 調整は、ブレスの種類にもよりますが、通常コマ単位になります。指一本ぐらいの余裕がベストと言われています。ブレスの種類によって、調整用のコマにハーフサイズがあったり、微調整部があったりして調整を追い込むことができますが、レザーストラップと比べて時計が少し動く感じでの調整になります。

なので、腕を激しく振るスポーツ、微妙な調整が必要な競技等には不向きです。逆に軽いスポーツ、アウトドアなどはもちろん、ビジネスシーンでも、スーツに合わせてアクティブなイメージを演出する事も出来るオールマイティさを持っています。

注)インパクトのあるスポーツ(バッティング、ゴルフ…)は、そもそも時計には適しません。

スポーツ、カジュアルからフォーマルまで多彩なイメージを演出するストラップ。

ストラップは、消耗、劣化等で交換の時期が必ずやってくるので、ランニングコストを気にされる方もおられますが、時計のダイヤルカラーとのコントラスト、素材(クロコ、カーフ、テキスタイル、ラバー….)また、シェイプ、ステッチの有無、カラーなど…..多彩なイメージを楽しむことが出来るという大きなメリットがあります。

ストラップは、時計を「腕に巻く」という感じの装着イメージ、特に尾錠(ピンバックル)での装着は、時計を腕にキュッと固定したい時(スポーツ、お仕事等)には最適です。気合も入るかもしれません。余談ですが、という理由で、自分の勝負時計はストラップ+尾錠仕様です。

 また、時計の重量がブレスと比べて軽くなるので、ブレス仕様の時計をお使いの方で、時計の重さにストレスを感じる場合は、ストラップに交換することで、使用機会が増えるかもしれません。

時計本体のコンセプト、スタイルに合わせたチョイスが肝心。

純正ストラップは専門デザイナーが、時計のコンセプトに沿ったストラップを合わせていますので、失敗することはありません。ただコスト面や、純正にないカラーや素材で自分だけのオリジナリティーを出して楽しみたいたい場合は、他社ストラップメーカーからのチョイスになります。
これはこれで時計の楽しみ方の醍醐味のひとつかもしれません。

その場合、ちょっとした注意が必要です。基本、ダサくならなければOKですが、時計がフォーマルタイプなのに、ステッチが目立つカジュアルスポーツ系を合わせてみたり、時計が薄型なのに厚みのあるストラップを合わせたりして、せっかくの時計の持ち味を打ち消してしまうような組み合わせは避けたいところです。

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