先日、インテリア関係のサイトを見ていたら、インテリアにも、ゆったりとしたトレンドがグラディエーション的に流れていて、今は、ボタニカル、アウトドアディテール、リッチ感、ペールトーンカラーなんかインテリアのトレンドキーワードなんだとか。
これらのキーワードを手がかりに、インテリアの雰囲気を確かめているうちに、こんな空間にはどんなクロックが合うのだろうと時計屋なりに考えたところ、このクロックが浮かびました。
1970年代からムーブメントは時代とともに変わっているものの、材質、デザインはそのままに作り続けられているセイコーの掛け時計KS474Mです。
インテリアクロックとかではなく、「防塵」クロックとしてカタログに登場する機能重視のアイテムです。お風呂とかで使用できるほどの防水性はありませんが、湿気にも強い構造なので、湯気の立つ厨房なんかにもおすすめです。現在では、ボディが金属製というのも珍しくまた未だに電波時計になっていないのもこの素材のせいかもしれません。
木を使ったインテリアは、自分も大好きですが、一部に異なる素材を取り入れるのが今風だとか、カントリー調の木製インテリアで囲まれた空間のアクセントにも重宝しそうです。
9時位置のネジつまみを緩めるとケースが開口するという唯一無二な構造も魅力。
3時位置の蝶番?で裏蓋とケースはつながっているので、壁にかけた状態で電池交換、時間調整が可能です。
この蝶番はデザインの一部になっています。
裏蓋に幅広のゴムが付いていて、これが壁にぴったりと吸い付く感じで時計を固定してくれます。この安心感が好きです。
店頭では、このお気入り掛け時計は切らさないよういつも展示しています。
KS474M
221x232x92mm 800g
クォーツ(連続秒針)
¥20,000+税