修理レポート」カテゴリーアーカイブ

tudor_サファイアガラス破損/オーバーホール

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チュードルのアフターサービスは日本ロレックスがやっています。スクラッチには強くほとんど傷はつかないといわれるサファイアガラスも先端が鋭い金属や圧力がかかるとスクラッチがつくことがあります。また落下、衝撃がありさらに相手が悪いと破損します。通常ガラスが破損した場合は破片とかの関係でこういった場合ほとんどオーバーホールが必要になります。破片が飛んでいない割れであってもガラスをはずす際にガラス粉が落ちるという理由でほとんどのアフターサービスはガラス交換プラス、オーバーホールの見積もりがでます。

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オーバーホールに出す前の確認と心構え。

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時計を選ぶときに、ディテールにこだわるのは当然なこと。また買ったときには気づかなくても長いお付き合いしているうちに、「その部分」が妙に気にいってくることや新作を見てこれで良かったと納得することありますね。これを愛着というのでしょうか。機械式時計の魅力の一つだと私は思います。それが、定期的なメンテに出した時に、運悪く「その愛着の部分」が部品がすでにストック切れのため、違うものに変えざるを得ないと宣告さるケースは、ユーザー側にとってもそのことを伝えなければいけない販売した方も、そこにメンテを依頼することを躊躇するくらいショックなことです。
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同社のオーバーホール依頼の際、針交換のケースが多く、交換になるかどうかは、実際に作業を進めて外してみないとわからないと見積もりの段階で言われます。進行すると今まではほとんどの結果、交換になっています。写真の90年代初めのモデル(オールドナビタイマー、コスモノート)に使用されていたホワイトのエナメルの針は、すでにアフターには在庫はなく、銀色のマーク入りにのものに変わりブラックの永久秒針、クロノ分集計、時間集針は、ブルーに変わる。ブラックダイヤルに白い針、ブラックのスモセコが計器を彷彿し精悍でここに魅力を感じているユーザーも多いはず..。残念。90年半ば以降のものも永久秒針、クロノ分集計、時間集針の形状が変わるものがあるのでご注意。

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