初入荷以来、人気のエスパーダ、欠品していましたが、本日ブラックダイヤルが入荷しました。クロノグラフモジュールを持たないエル・プリメロ36,000VpH cal;4650,いわゆる自動巻き10振動モデルです。ダイヤルは、一見シンプルですが、よく見ると凝っていて、光線の加減でインデックス間の細工が見え隠れします。写真では1時から2時と6時〜7時付近に、光と陰のグラデュエーションを描いています。
オンでもオフでも重宝しそうな時計です。ネジ込みロック10気圧防水、ケースサイズ40mm。
SOLD OUT(生産終了)
「ゼニス」カテゴリーアーカイブ
エル・プリメロ オリジナルと呼ばれるダイヤルを持つモデルのまとめ。
ゼニスのダイヤルで3つのインダイヤルがスリーカラーになったものを、エル・プリメロオリジナルダイヤル(1969)と呼んでいます。上の画像は正確には1970年A386(合計2,500本の生産)ですが、エル・プリメロが発売された最初の年1969年で既にこのダイヤルは採用されていました。なのでこの配色を持つダイヤルをエルプリメロ・オリジナルと呼ぶようです。2009年にニューヴィンテージとしてエルプリメロ搭載のファーストモデル(ちなみにエスパーダという名前)を復刻したモデルが発売されて以来、現行を含めて何アイテムかでていますので、ちょっとまとめてみました。
(写真左から)
1,ニューヴィンテージ(生産終了):復刻では、最初にこのダイヤルが採用された。
2,ストライキング10th:キャリバー4052を搭載した最初のモデル。(現時点でほぼ終了)
3,ストラトスフライバック ストライキング10th:フライバック機構を持つストライキング10th。(現行)
4,クロノマスター1969:2012年に発売されたクロノマスターオープンのニューバージョン。スリーカラーという意味では、少しイレギュラーではありますが、モデルの正式名称に”1969″が入りました。(現行)
5,エル・プリメロ36,000VpHの38mm:当初ステンレスケースでは、ブルー、グレー、とこのシルバーの3種類が発売されましたが、現在はこのダイヤルのみ現行モデル。
現行のエル・プリメロ36,000VpH 38mm,通称エル・プリメロ・オリジナル。最もコンパクトなエルプリ搭載モデルはコレ。まさに小型高性能って感じです。シースルバックからエル・プリメロCal;400が見える。
1/10 秒を刻む3針モデル。ゼニス エル・プリメロ エスパーダ
ゼニス Red 36,000VpH (世界限定500)入荷しました。
ZENITH 限定モデル、ブループリメロ。
クロノじゃないエル・プリメロ、エスパーダ。3針36000VpHのcal4650B.
エル・プリメロをべースとしたキャリバーは、オープン(スケルトン)、フライバック、ラトラパンテ、アニュアルカレンダー、トゥールビヨンにいたるまで、出尽くした感がありますが、お〜それがあったのかというのがCal4650B,エル・プリメロの36000VpHを使った3針キャリバーです。
https://www.youtube.com/watch?v=ORgKINvIxZI
エル・プリメロを自社生産するゼニスだから出来たキャリバーです。1から開発されたのではないので、コストが押さえられ価格に繁栄できているのと新キャリバーとは言え、10振動の信頼性は既に時間が証明しているところがメリットです。
実物を見てみるとガッシリした重みのあるケースに、やや大きめのねじ込み式ロックのリューズが採用されています。ビジネスにもカジュアルでも使えそうです。
エスパーダ いう名前は、エル・プリメロ発表当時、初期のエル・プリメロ搭載モデルに使用されたアンティークファンには馴染みの名前です。今回の新キャリバー搭載モデルに、このエスパーダという名前が復活して使用されたことに何か特別な意味があるかどうかわかりませんが、このエスパーダという響きが、新作ながら懐かしさも感じさせます。またセンターの大きな秒針が10ビートで流れるように時を刻んでいる様子は実に優雅で、魅力的な時計です。
SOLD OUT
2016年7月27日 追記:エスパーダはデイスコンとなりそのコンセプトはシノプシスに受け継がれています。
2017年2月 追記:シノプシスは2017年生産終了になりました。
ゼニス36,000VpHシャルル・ベルモ・リミテッド。
ゼニス エル・プリメロ 36,000VpHのブルーダイヤル、シャルルベルモ・リミテッド(フリー分)が再入荷しました。
エル・プリメロ搭載のファーストモデルが、ブルーダイヤルだったことに因んで、限定のブルーダイヤルモデルをエル・プリメロの救世主といわれている人物シャルルベルモ氏の名前からシャルルベルモ・リミテッドとネーミングしています。
1975年当時ゼニスを買収していたアメリカの会社は、クォーツショックのため、エル・プリメロの生産終了、ライン廃棄命令を下しました。シャルルベルモ氏は、独自の判断で、重要な工具と部品を倉庫や屋根裏に隠し、カム、切削工具、金型、機器にラベルをつけ分類、保管すると同時に、全製造行程をノートに書き記していました。この行動がなければ、その9年後のエル・プリメロの復活はなかったと言われています。ということは、今のゼニスも、無かったかもしれません。
落ち着いた美しいブルーです。
SOLD OUT