ベンチュラの電池交換とネジ穴の”みてくれ”のようなもの。

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ベンチュラのメンズサイズモデルの電池交換です。

3つのネジで裏蓋が留められています。裏蓋の形状が三角なので3つなんですね。この3つのネジを外せば、裏蓋が外れます。時計の裏蓋の固定方式には、何種類かありそれによって、使用する工具が異なります。今回のようなネジの場合は、もちろんドライバーですね。ネジが固着していなければ簡単です。

ベンチュラの裏蓋を留めるネジの大きさは、時計の部品サイズとしては、中〜大きめです。なので今回は1.6mmサイズのドライバーを使いました。
 ちなみに、ネジにはマイナスとプラスがありますが、時計に使用されるネジは、ほぼマイナスです。

ちょっと脱線します。ネジの頭マイナスとプラスを意識するようになったきっかけ。

その1

随分前になりますが、初めてGショックの裏蓋を開ける時、大きめのプラスネジだったので、合うドラバーが手元になかったことを覚えています。もちろん今もGショックの裏蓋ははプラスネジで留っていますが、これは時計業界に伝統のマイナスネジをあえて使わないことで、今までの時計の既成概念を打ち砕いてやろうという気持ちから当時の開発者があえてプラスネジを使ったんだと思います。ただ、これは自分のロマンチック寄りの憶測で、意外とこのサイズだと工業製品ではプラスが普通だったから…かもしれません。真相はわかりません。

その2

以前、アンティーク時計愛好家で、インテリアにも造詣が深い方が、お気に入りのアンティークのドアを部屋に取り付けるけど、マイナスネジが無く困ってます、どこか販売してるところ知りませんか?と聞かれたことがありました。最初は意味がわからなかったのですが、よくよくお聞きするとプラスネジはマイナスより歴史が浅いので、そのドアと蝶板の年代からしてそれを留めるネジは、マイナスでないと時代の統合性がとれないということのようだったようです。この時から、ネジの機能以外の何かみてくれの大事さのようなものを気にするようになりました。
 時計に使われているネジ、特にシースルーバックから見えるムーブメントに使用されているものは、サイズ的にとても小さいものになりそれが理由でマイナスなのかもしれませんが、もしそこにプラスネジが見えたら自分は違和感を感じます。時計のブレスの調整コマがネジで留っている場合、見えるネジの頭は、そこそこのサイズでもマイナスですね。

ちなみに、上の写真は、自分が気に入っているメガネなんすでが、この時々締めるプラスネジが自分的には、唯一残念なところで、ここがマイナスだったらなぁと思いつつも愛用しています。

閑話休題、使用電池は395・SR927SW。

裏蓋を開けるといきなり電池(RENAT395)が見えています。実は、同じクォーツのベンチュラは製造年代によってムーブメント、それをを固定している白い樹脂の形状が異なります。ものによっては、樹脂のパーツを固定しているネジがありそれを外さないと電池が外れないものもあります。なのでご自分で電池交換をやられる方は、この通りでない可能性もありますのでご了承のほど。今回の個体は、電池が簡単に外れるタイプでした。

交換が完了すれば、圧が均等にかかるよう左手で裏蓋をしっかり抑えて、3つのネジを少しづつ順番に何回かにわけ締めて完了です。

以上、意外と簡単なベンチュラの電池交換とネジ穴の”みてくれ”のとりとめのない話でした。

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アランシルベスタインK.M.T(1988)の電池交換とベルト交換。

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アランシルベスタインのK.M.Tの電池交換とベルト交換のご依頼を承りました。

K.M.T1988

お預かりしたK.M.Tは、なんとオリジナルのストラップが付いていました。ピンバックルもオリジナルでした。K.M.Tは、シルバーのケースですが、ブラックのピンバックルが付いています。普通は、ケースカラーにバックルの色を合わせることが多いですが、この頃のアランのモデルは、ケースの色に関係なくブラックのストラップにはブラックのピンバックル、ブラウンのストラップにはシルバーのピンバックルになっていました。ちなみにアランシルベスタインは1987年の1作目から、既にブラックPVDケースのモデルが存在していました。ブラックPVDがちょっとしたブームになったのはその何年も後だったですね。

 こうやって見てみるとSSケースにブラックのストラップの時、ブラックのバックルもありかなぁと思います。

K.M.T1988 ロゴが刻印されたオリジナルストラップ

2パターンあったロゴ。

K.M.Tは、アランシルベスタイン デビュー2年目の1988のモデル。この頃(1987〜1989)の各モデルのダイヤルをみると、活字体のロゴと筆記体のロゴ両方が使い分けされています。これも1990年頃には馴染みの深い筆記体に統一されたようです。このK.M.Tを見てみるとダイヤルには活字体、ストラップには筆記体と両方があり、今となっては興味深いですね。デビュー2年目でブランドアイディンティティ構築の過渡期を思わせます。このロゴ入りストラップは今は、入手困難なので、こちらはコレクションにしてストラップを交換して時計を使用するというオーナー様の考えはうなずけます。

まずは電池交換から

K.M.T2重の裏蓋

以前のブログでも別の個体のK.M.Tの電池交換の記事を書きましたが、裏蓋は2重になっています。今回も耐漏液性、機器動作が安定性が高いといわれる金コーティング電池を使用しました。

K.M.T1988フェイス

24時間針ようのダイヤルは6時から18時の上半分が白、18時から6時の下半分をブラックとナイト&ディの色分けは、後々もお約束になりました。針の色や形三角のリューズシンプルな直線と曲線だけで構成されたケース、棒状のラグこれらのコンビネーションがアランシルベスタインというブランドを確立した要因の一つだと思います。

ストラップ交換。

カーブドさせたバネ棒で装着

 K.M.Tのケースには、ベルトのあたる部分のくぼみがなくバネ棒をカーブドさせて装着していました。取替にあたり新たにカーブドさせたバネ棒でトリコロールカラーのストラップを装着します。
後に、ケースのベルトの当たる部分にくぼみをつける変更があり、ストレートなバネ棒でも装着できるようになりました。

くぼみのあるケースはストレートなバネ棒で装着。
クロノC(1994)のケースにあるくぼみ

上画像は、1994年クロノCですが、このようにケースにくぼみのあるモデルは、ストレートなバネ棒で装着出来ます。
 デザイン上ベストなラグの長さを追求、ケースとベルトの隙間を嫌った結果の試行錯誤だったと思われます。

こんな感じになりました。

K.M.TにTypeアラン カーフストラップを装着。

K.M.Tが発売された1988年には、まだカーフトリコローリーストラップは存在していませんでしたが、装着してみると良く似合っていると思いました。オナー様も気に入っていただけたようでした。

アランシルベスタイン用カーフトリコロールストラップ Typeアラン

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個性派でしかもタイムレスなダイヤモンドリング。ブライダルにもおすすめです。

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エレガントスタイル ダイヤモンドリング

 K18ホワイトゴールド、プラチナ素材にダイヤモンドの組み合わせは、エレガントでタイムレス、その定番を少しひねったリングのご紹介です。個性派ブライダルリングとしてもおすすめです。

K18ホワイトゴールド ダイヤ0.16CT¥93,500(税込)

蝶をモチーフにした個性的なデザイン、リング部を薄めにしてヘッド部との絶妙のバランスで、大人っぽさを保ちつつ可愛さを表現しています。

K18ホワイトゴールド ダイヤモンドリング クラッシック調
K18ホワイトゴールド  ダイヤ0.42CT ¥159,500(税込)

ミル打ち加工をあしたらったエッジはアンティーク調としては王道のデザイン。中央の4つのバケットカットのダイヤが爪無しでミステリー風にセッティングされて個性を放っています。あえてモダンなファッションはもちろん、思いっきりカジュアルに合わせても、おしゃれです。

K18ホワイト ダイヤモンドリング アンティーク調 イメージ
PTプリンセスカットダイヤモンドリング0.44/0.23ct
PT900 中石プリンセスカット0.44ct 脇石0.23ct ¥308,000(税込)

 中石をメレーダイヤで取り巻いた定番デザインですが、中石はプリンセスカットです。プリンセスカットは、スクエアカットの個性とラウンドブリリアントカットの輝きの両方を持ち合わせた贅沢なカッティングです。そのプリンセスカットのダイヤモンドを12ピースのメレダイヤが取り巻きブレンドされてた輝きが美しいフォーマルでも使えるリングです。

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アランシルベスタインにマストなストラップ。

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アランシルベスタインのモデルにマストなストラップカーフトリコローリです。すでにメーカーからの供給がストップしているので、ご愛用の方々のご要望もあり、国内ストラップ工房で定期的に製作しているアイティムです。しばらく欠品していましたが、出来上がりました。

アランシルベスタインようカーフトリコストラップ

このデザインのストラップがアランシルベスタインのコレクションで、最初にデフォルトで装着されたのは1995年レマニア5100を搭載したKRONO BAUHAUSでした。当時(初めて見た時)は、すごいインパクトがありました。その後1996年のHEBDO2、1997年にはLE PERPETUEL ANNNIVERSARY(素材はアリゲーター)、KRONO SAPHIR (同じくアリゲーター)とスペシャルなモデルにこのトリコロールカラーストラップが採用され、アランシルベスタインファンの方は一度は試したくなるストラップ、またKRONO BAUHAUSのロングヒットでシリーズが継続しとこともありアランシルベスタインにはマストなストラップになりました。

クロノCのラグ幅計測、19mmです。アランのデザインはやっぱりこのロゴで成立ですね。

定番で製作しているのは、ラグ幅19mmようでこのサイズがアランシルベスタインのコレクションでは一番多いサイズです。ボドニー、へブドー、サイクロープ、クロノマリン、クロノR,クロノB,クロノC,クラブ、ル・レベイユ、ロンド、ペイブ、ピクト、ベーシックなど….が、装着可能です。
19mm以外のサイズ、ショート、ロングサイズ等も別作で承れます。お気軽にご相談、お問い合わせください。

在庫状況のご確認、ご注文はこちら
https://www.chukei1928.co.jp/watch-brand/type-alain

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ジュエリーのリフォーム

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先日承った、リフォームの出来上がりです。プリンセスカットの0.3ctのダイヤモンドのリングをペンダントに加工しました。
 弊社ではお客様の中石の形状、ご予算に合わせて大きく3つの方法をご提案させていただいています。

1.既存の空枠の中からお選びいただく。

たとえば、中石がダイヤの場合、ラウンド(丸)の形状が多く、需要も高いので各サイズによって既製品の枠が用意されていその中からイメージにあったのものをお選びいただく方法です。写真のリフォームもダイヤはスクエア(角)の形状ですが、お客様のイメージにあった枠がありましたのでそれにセッティングすることが出来ました。費用的にはこれが一番お安くできるパターンです。

2.既存の空枠を一部改造する。

既存の枠にイメージのものが見つかったが、石の形状や大きさが枠の台座に合わなくセッティングできないまたは綺麗にセッティング出来ない場合、一部だけがイメージに合わない場合など。カラーストーンなどでよく利用するパターンです。1から手作りするより比較的低予算でオリジナルジュエリーが出来上がります。

3.完全に手作り枠を作成する。

お客様が、確固たる完成イメージをお持ちの場合で、既存枠にイメージに近い物がない場合など、デザイン画を作成して、綿密に打ち合わせをして作成にとりかかるパターン。完全なハンドメイドジュエリーが出来上がります。お時間と費用的にはこれが一番かかります。

工房選び

それぞれのパターンには得意とする工房があります。弊社では、お客様のご希望をお伺いしてベストな工房を選んで作成いたします。お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら
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弊社の住所を転用したサイト。ショック。

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弊社と無関係のサイトに弊社の住所が転用されていることが確認されました。
ある方からの問い合わせで分かったのですが、HPを立ち上げあて随分立ちますが、こんなことは初めての経験でとてもショックです。もちろん警察のほうに通報しましたが、明らかに詐欺のサイトのようなので、もしこの件で問い合わせがあれば、そのサイトとは無関係で、すでに警察に通報済みであると対応ください。とのこと、またそのサイトには、注意を勧告する表示を出す対策を取るとのことでした。

弊社のサイトはアドレスバーにchukei1928.co.jpがあることをご確認ください。

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マスク装着にもおしゃれなイヤーカーフ。

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イヤカーフ タンスイ
イヤカーフ タンスイ

耳たぶにクリップして装着するタイプなので、ピアスホールが無い方にも、耳もとのおしゃれが楽しめます。

(左)T2569 K10イヤカーフ   SOLD
(右)T2567K10タンスイ4.5mmイヤカーフ ¥8,600(税込)

マスクの装着時のおしゃれに。

お気に入りのピアスと組み合わせて

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