エルヴィス・プレスリー生誕75周年にあたる本年の1年間のみ限定発売されるベンチュラ エルヴィスアニバーサリー Limited Editionシリーズ、しばらく欠品中だったSSブレス仕様が再入荷しました。エクステンション(延び縮み)ブレスが人気です。1月8日が誕生日ということで自宅のあったメンフィスを始め各地でイベントが行われたようですね。
SOLD
関連リンク
hamiltonベンチュラ
エルヴィス・プレスリー生誕75周年にあたる本年の1年間のみ限定発売されるベンチュラ エルヴィスアニバーサリー Limited Editionシリーズ、しばらく欠品中だったSSブレス仕様が再入荷しました。エクステンション(延び縮み)ブレスが人気です。1月8日が誕生日ということで自宅のあったメンフィスを始め各地でイベントが行われたようですね。
SOLD
関連リンク
hamiltonベンチュラ
最初見たときはいったいどういう構造なのかと思いました。この時計は、ガラスを含むケース自体がスイッチになっていて、ケース12時位置を押すとその力をトランスミッションがムーブメントのクロノクロノグラフをスタートさせるために必要な位置と方向に変えて伝達し、クロノをスタートさせます。トランスミッションはダイヤル6時位置に見えています。リセットは6時位置を押す。クロノグラフを使用しないときは9時位置のロックをかけてケースを固定させておきます。ロックは2種類ありもう一方は、積算の際に誤ってリセットしないようにリセットのみロック。
ハンドルを握って指先でカチッと素早く押すクロノグラフをスタートさせる格好いいシーンがイメージされますね〜。ちなみに、車のほうアストンマーティンDBSには、この時計のシステムを利用したエンジンスターター付きの時計が高額オプションであるとか…。ドアを開けて、シートに座り、ハンドルを握って、時計のガラスをカチッと押すとエンジンスタート!ボタンのないところを押してクロノ(エンジン)をスタートさせるというのは、まさにジェームスボンド的発想ですね。
6時位置に見えるトランスミッション。SOLD OUT
あるオーディオメーカーから届いた年賀状のこんな文がありました。
___
オーディオの本来目的とする「もっといい音」を追求すると、効率面では語れない必然的な”ムダ”が生じてまいります。ところがこれが逆に人間らしい心のゆとりを生みだし、人生の豊かさに繋がって行くように思います。
___
「もっといい音」には終着点がないからそこに、アナログ、オーディオには、大いなる夢とロマンの旅があるんですね。
時計の場合本来の目的が「もっと正確な時計」というものであるならば終着点が今はすぐそこに見えてしまいますが、「機械式時計」ということに限ると、このオーディオの世界にも似ている気がします。
必ずしも「便利になった」=「人生の豊かさ」じゃないんですね。
日常ではそう必要性がないクロノグラフやスプリットセコンドクロノグラフ、アラーム、月齢、ワールドタイマー、リピーター、永久カレンダー、トゥールビヨンなど,など….それ以前にゼンマイで時を刻むということに、ただ漠然と魅力を感じていましたが、このオーディオメーカーから届いた年賀状を読んで、すっきりした気分になった次第です。
身の回りがどんどん便利になって、氾濫する情報にうもれて行く毎日、うっかり自分を見失いそうですが、自分の腕に巻く機械式時計が自分を取り戻してくれたり、人生の豊かさに少しでも貢献してくれるなら、ムダも大いに許せます。
ゼニスが誇る自動巻クロノグラフムーブメント「エルプリメロ」発売40周年を記念して復刻されたニューヴィンテージ1969のブラックダイヤルです。ブログでのご紹介が少し遅れました。
ブラックダイヤルはカタログには掲載がないので、急遽ラインナップに加わったようです。
基本的にシルバーダイヤル同様1969年初代のモデルのシェイプを再現したポリッシュとサテンの美しい仕上げのケース、サファイヤクリスタルでありながら当時の丸いフーボーのティストを再現等は同じですが、シースルバックのサファイアクリスタルにエンブレムのプリントはありません。ブラックダイヤルにシルバーのインダイヤルを持つダイヤルは、精悍です。
SOLD OUT(生産終了)
エルプリメロ(当初はCAl;3019PHC)は1969年に発売され40年たった今も、量産ムーブメントや自動巻モジュールにクロノモジュールを追加した2階建てムーブとは一線を画くポジションで愛好家に指示を受け、存在感を発揮しています。また2010年からのETA問題によって新たな量産型が市場に加わることも予想され、そうなると40年の歴史と持って生まれたハイスペック、自社生産ムーブメントなどの要素が、その価値はさらに評価されるのではないかと思います。なにより美しい機械です。
最初から自動巻の設計であったこと、ローターの両方向巻き上げ、パワリザーブ50時間以上、0.1秒を計測できる36,000振動といった基本スペックは、発売当時ですで備わったというのは驚きで、このスペックで登場した時はどんなにセンセーショナルだったのだろうと思いますが、この年 は、12月にSEIKOがクォーツムーブメント搭載アストロン(45万円)を発売すという大ニュースがあった年でもあります。ちなみに当時人気のたばこは、セブンスターで¥100-だったようです。
で、1969年をもっと調べてみたらビートルズが最後のスタジオセッションAbbey Road。ジミヘンやジャニスが登場して大活躍したウッドストックもこの年。アポロ11号の月面着陸。なんかひとつの時代の終わりと新たな時代を予感する象徴的な出来事が多い年だったようですね。昭和44年。
最近面白い資料が手に入ったので、そこにあったエルプリメロの面白いデータを含めて近々ご紹介させていただきます……。
店頭奥の接客ルームの隅にもくもくと時を刻んでいるドイツ、ウルゴス社のホールクロック。15分おきに美しいチャイムを聞かせてくれています。今年も注油の時期がやってきました。
背面のメンテ用に設けられた板を取り外すと、手前にチャイムのハンマーが見えます。左に8本、右に4本のハンマー計12本(12の音)で、ロンドンのウエストミンスター寺院よりながれる曲、キリストの聖霊降臨祭に奏でられる曲ウイッテングトーン、ドイツ、ハンブグルクにある聖ミカエル教会で奏でられる曲の3曲を奏でます。この3曲は文字盤にあるスイッチで選曲できます。
15分、30分、45分、とだんだん長く演奏され、正時にフルに演奏した後、荘厳に時報を打ちます。
ちなみに3曲の楽譜です。
この部屋の片隅のMacの前が常時私がいる場所ですが、15分おきは頻繁のようですが、全く耳障りではなく、なくむしろ心地良い響きです。今となってはこの部屋になくてはならない存在になりました。で注油です。
時計の機械部は後ろから見てチャイムモジュールの奥になるので、暗くて懐中電灯は必需品です。そこで、今回活躍したのがミリタリーショップで見つけたL字型の懐中電灯(PS3のアンチャーテッド2でネイトが腰に付けていたのもコレ!?)置いても転がらないし、両手が使えて便利でした。
注油後は時計をもとの位置に戻し、振り子、錘を提げて完了。トップの写真です。これで気持ちよく新年を迎えらそうです。御来店の際には、是非音色を聞いて下さい。今日は、セント・ミカエルのチャイムです。