エルプリメロ スプリットセコンド(ラトラパンテ)クロノグラフ が入荷予定を大きく遅れようやく入荷しました。2つのピラーホィールを持つだけに、リューズと同軸にあるスプリットセコンドボタンはとっても軽いタッチ。10ビートで刻むクロノ秒針が2つに別れて、しばらく離ればなれ、もう一度プッシュで、スッと追いかけてピタッと重なる操作感は圧巻です。
SOLD OUT
生産終了
エルプリメロにフライバック機能を追加したゼニス製キャリバー、エルプリメロ4000FCを搭載するレインボーフライバックが入荷しました。ダイヤルはブラック(艶あり)、ベゼルはブラックのPVDとなかなかな精悍な仕上がりです。カッコイイですね。
ご存知のかたも多いかとは思いますが、フライバッククロノとは、通常のクロノグラフは作動中いきなりリセットボタンを押すのは御法度ですが、フライバック付きの場合は押しても良いんです。押すとリセット(零帰)します。そしてボタンを放すとリスタート、この繰り返しで、連続で計測ができるわけです。(日常では通常のクロノグラフ以上に出番はないかもしれませんが、ついてると嬉しいこともあるんです。)パイロットに需要があった機能だと聞いています。レインボーフライバックという名前は、LVMH参入前のゼニスをご存知の方には懐かしいのではないでしょうか。9時位置の永久秒針スモールセコンドの中に小さくRAINBOWと記されています(涙)。今回のレインボーフライバックは、デファイクラシックのケースなので30気圧防水、力強さも感じられなにより、シースルーバックになっているので、初めてエルプリメロフライバックのキャリバーが眺められるのです。通常のエルプリメロとのパーツの形状や動きの違いが見てとれます。
生産終了
新作のウルトラシン ローマンインデックスケースサイズ33mmが入荷しました。もちろん女性にも良い感じでマッチしますが、小振りな金無垢モデルをお探しの男性にはぴったりの時計です。ダイヤルのピュアホワイトにブラックのローマンとローズゴールドのコントラストが美しいです。
ちなみにウルトラシン ローマンインデックスには40mmサイズもありますので、上品なペアにもなります。
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小振りな金無垢というと90年代のパテックのRef:3796(ケース径31mm)が思い浮かびます。当時でも小振りなメンズだったですね。サイズの比較の参考までに二つ並べてみると….如何ですか。ウルトラシンは自動巻です。3796は手巻きです。
この時計を最初見たときの感動は今も覚えています。歴史あるラコーの復活とともに、世界で75本発売された時計。直径55mm、ドイツ空軍のエアマンウオッチをストラップ、までほぼ完璧に復元、ムーブメントは当時のパーツを約80%使用してラコー社の復活の意気込みを感じさせた。(その後のラコーはどうしたことか…..)うちでは一番大きいリストウオッチとして、見る人を驚かせてていました。先日、ドイツ時計好きの方に嫁ぎました。時計がパイロットの命を守る役割をしていた時代、その時間を伝える責任感が裏蓋をあけた時、金色のムーブメントからひしひしと伝わりました。この時計の魅力はここにあり。手にしたときの丸いケースの金属の冷たさ、重量感、ストラップの革の香りまで…心に残ってます。
最初見たときはいったいどういう構造なのかと思いました。この時計は、ガラスを含むケース自体がスイッチになっていて、ケース12時位置を押すとその力をトランスミッションがムーブメントのクロノクロノグラフをスタートさせるために必要な位置と方向に変えて伝達し、クロノをスタートさせます。トランスミッションはダイヤル6時位置に見えています。リセットは6時位置を押す。クロノグラフを使用しないときは9時位置のロックをかけてケースを固定させておきます。ロックは2種類ありもう一方は、積算の際に誤ってリセットしないようにリセットのみロック。
ハンドルを握って指先でカチッと素早く押すクロノグラフをスタートさせる格好いいシーンがイメージされますね〜。ちなみに、車のほうアストンマーティンDBSには、この時計のシステムを利用したエンジンスターター付きの時計が高額オプションであるとか…。ドアを開けて、シートに座り、ハンドルを握って、時計のガラスをカチッと押すとエンジンスタート!ボタンのないところを押してクロノ(エンジン)をスタートさせるというのは、まさにジェームスボンド的発想ですね。
6時位置に見えるトランスミッション。SOLD OUT
ゼニスが誇る自動巻クロノグラフムーブメント「エルプリメロ」発売40周年を記念して復刻されたニューヴィンテージ1969のブラックダイヤルです。ブログでのご紹介が少し遅れました。
ブラックダイヤルはカタログには掲載がないので、急遽ラインナップに加わったようです。
基本的にシルバーダイヤル同様1969年初代のモデルのシェイプを再現したポリッシュとサテンの美しい仕上げのケース、サファイヤクリスタルでありながら当時の丸いフーボーのティストを再現等は同じですが、シースルバックのサファイアクリスタルにエンブレムのプリントはありません。ブラックダイヤルにシルバーのインダイヤルを持つダイヤルは、精悍です。
SOLD OUT(生産終了)
エルプリメロ(当初はCAl;3019PHC)は1969年に発売され40年たった今も、量産ムーブメントや自動巻モジュールにクロノモジュールを追加した2階建てムーブとは一線を画くポジションで愛好家に指示を受け、存在感を発揮しています。また2010年からのETA問題によって新たな量産型が市場に加わることも予想され、そうなると40年の歴史と持って生まれたハイスペック、自社生産ムーブメントなどの要素が、その価値はさらに評価されるのではないかと思います。なにより美しい機械です。
最初から自動巻の設計であったこと、ローターの両方向巻き上げ、パワリザーブ50時間以上、0.1秒を計測できる36,000振動といった基本スペックは、発売当時ですで備わったというのは驚きで、このスペックで登場した時はどんなにセンセーショナルだったのだろうと思いますが、この年 は、12月にSEIKOがクォーツムーブメント搭載アストロン(45万円)を発売すという大ニュースがあった年でもあります。ちなみに当時人気のたばこは、セブンスターで¥100-だったようです。
で、1969年をもっと調べてみたらビートルズが最後のスタジオセッションAbbey Road。ジミヘンやジャニスが登場して大活躍したウッドストックもこの年。アポロ11号の月面着陸。なんかひとつの時代の終わりと新たな時代を予感する象徴的な出来事が多い年だったようですね。昭和44年。
最近面白い資料が手に入ったので、そこにあったエルプリメロの面白いデータを含めて近々ご紹介させていただきます……。