時計エピソード」タグアーカイブ

シースルーバックの現代におけるもう一つの役割とは。

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クォーツムーブメントが既にあるというのに、わざわざ機械式を愛用する。その理由は数々ありますが、美しいムーブメントを眺めることができるシースルーバックは、機械式時計の魅力を引き出す手段の1つであることは間違いありません。1990年代前後から普及しはじめたでしょうか。もうひとつこのシースルーバックには良いところがあります。ムーブメントには地板のある部分(テンプあたり)をルーペかキズミで拡大してみるとメーカー名、キャリバーが刻印されています。ですからこの時計にはどこの会社のどのキャリバーが使用されているか、またはベースになっているか、そして仕上げの程は、シースルーバックの場合一目瞭然。ユーザー側からしたらカタログのスペックをみるより、非常に確実で便利なわけです。もともとはムーブメントを楽しむために考案された物だと思いますが、2002年ETA宣言もあり、機械式時計の価値を決めるを中身が多様化している今日においては、シースルーバックは、時流からして大切な意味を持つと思うのです。
写真は地板の刻印の一例。ノモスはノモスα(手巻き)ノモスε(自動巻)になったタイミングでETAの刻印がNOMOS GLASHUTTEに変わっている。写真上の右RマークはETAに買収される前のバルジューのキャリバーに見られるマーク。買収後はETAになる。

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クロノグラフが仕事で使われた時代。

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販売後も心に残る時計たちのコーナーがこちらブログのほうに移転して3つ目になります。
こんなデッドストックの時計が見つかるならVintage&Old見たいなコーナーが出来るかもときっかけになった時計。1960年代に生産・発売されていた時計、パルスメーターをダイヤルに持ち、Valjoux23をワンプッシュに改造したいわうるドクターウオッチ。本当にドクターはパルスメーターを利用していたのでしょうか?10秒間カウントしてその数に6をかける(その証拠にカルテの脈拍は6の倍数になっている)という話を聞いたことがあります。
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この時計について調べていたいたら当時、販促に使われたであろう、こんなものを見つけました。何時の世もドクターが使うもの、選んだ物というとステータスが上がる、それをねらった物のような気がします。脈をとりプッシュボタンに手をやるドクターなかなかかっこいいです。
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本来は宝石を見るものですが…..。拡大して初めて解ること多し。

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来週お見えになるお客様に備えて、店頭のジェムスコープの調整を行いました。(きっと使うことになると思うので)本来ダイヤモンドのカット宝石の内包物をお客様といっしょに見る物、見せる物ですが、ムーブメントをこれでみるのも圧巻です。これの良いところは本来顕微鏡やルーペでしか見えないミクロの世界、職人だけの世界がモニターの前いるだけで、みんなで共有して見られるでことですね。もう一つこんな使い方、倍率をぐ〜っと落として、ダイヤルを写せばモニターがクロックに!?アランのこんなクロックがあってもなんて思ったり。
これで見たい物があれば店頭でお気軽にお申し付けください。拡大して初めて解ること多しです。
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ロンジンcal;L990とレマニアcal;8810の微妙な縁。

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奥の接客ルームのケースの片隅に置かれていた初期の復刻版リンドバーク・アワーアングル。長期の在庫になるので、メーカーでオーバーホールを依頼、先日戻ってきました。ハンターケースでいつでもムーブメントを眺められます。現行のリンドバークのムーブメントはたしかETA2892のはずですが、これはL.989.2となっています。いつ頃変わったのか記憶にありませんが、このロンジンキャリバーについて調べてみました。すると面白いことがわかりました。

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2008 LA COULEUR 色の変遷展に行ってきました。

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白で統一されたギャラリーに展示されるとアランシルベスタインの時計はやはり「時を保存するオブジェ」の本領発揮といった感じ。なんといっても、バーゼルフェア前に、日本で今年の新作(サンプル)が見られて、アランシルベスタイン氏に会えるというのが、この展示会に足を運んだ方の最大の目的ではないでしょうか。で新作のほうは、ダンディズムを追求した「黒」がテーマのよう、一見ブラックのPVDですがほんのりブルーが入っているブルーブラックということで、黒は黒なんですが、金属の重厚さを感じる黒という感じ、特にケースサイドに穴の加工があるレベイユなんかは、ある方から「拳銃」を彷彿するね。なんて評されていました。画像下の右ハシはブラックのなかで異色を放っていたブロンズカラーのクロノB2、ブロンズに淡いイエローのインナーリング、ブラウンのストラップ、こういう「色使い」・「コントラスト」の時計もアランシルベスタインならではですね。腕に載せてみるとなんともオシャレな時計だったです。
 会場は、終始落ち着いた雰囲気で、芸能人の方もちらり、ちらりとプライベートで来場されているのを見かけました。さすが東京での展示会ですね。
3月7日からはCHUKEI/中慶時計店版 LA COULER~色の変遷展を予定しています。20年間の作品を「色」をテーマに選んだヒストリー展示、クロノB2アリゲーターのカスタマイズオーダー等を企画準備中です。

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monoマガジン「腕時計の履歴書」レベルソ誕生秘話

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monoマガジンNO.577(ワールドフォトプレス発行)の腕時計履歴書のコーナーにレベルソ物語と題したコーナーが設けられていました。(3pですが)75年の歴史がさらりとまとめられ、生誕秘話が数奇な物語として紹介されています。反転ケースの開発のきっかけがポロ競技であることはご存知の方も多いかと思いますが、スイス人実業家のセザールがフランス人技師アルフレッド・ショヴォーに競技中でも風防の割れない時計ケースを依頼、そしてアルフレッド・ショヴォーが反転ケースを設計、その特許をセザールが買い取って時計メーカー・ジャガールクルト社に発売を持ちかけてめでたくレベルソの発売という定説です。実は、ジャガールクルト社の前に製造、発売を持ちかけられた時計メーカーあるとか(現在もある有名ブランド)そのプロトタイプはそこの博物館に展示されているとのこと。そこが、これは売れないからと製造販売を拒んだらしい。で次に交渉したジャガールクルトで契約を取次、レベルソが誕生したらしいです。

話はモノマガジンにもどりますが、相変わらず見ているだけで何かと、購買意欲をかき立ててくれますね。葬式のマナーなんて特集も心に悔い。

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カラーダイヤルのレベルソ。

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 ショーケースで見たとき、自分の腕に巻いたとき、他人の腕に巻かれたのを見た時、それと写真撮影の時、いつも見ている時計でも突然心惹かれる時があります。レベルソラティチュードの場合、HP用の写真撮影中に欲しくなって自分用に購入してしまった忘れられないモデルです。ファインダー越しのブルーの色が何とも美しかったからです。カラーダイヤルのレベルソは記憶をたどれば、

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