ノモスの時計に標準についているストラップの素材は、シェルコードバン。コードバンは、農耕馬のお尻の革で非常に丈夫な革として昔から広く使われていたようですが、農耕馬自体が少ないこともあり現在は珍しい素材になっているようです。そのうえ古来からの方法、タンニンなめしとなるとさらに希少。タンニンなめしは植物に含まれているタンニンを使用して時間をかけて皮をなめす方法。現在これをしてる会社は世界で2社しかないらしいです。(そのうちのひとつは日本の関西にあるとか。)ノモス社が使用しているのはもう一つのアメリカのHORWEEN社製のもの、約七ヶ月をようし化学的なものを一切使用せづになめされた革です。丈夫で収縮性が少なく、手のあたりが良いのが特徴です。この革を材料に1本,1本ハンドメイドされてノモスようのストラップが出来ています。タンニンなめしされた原皮は焦げ茶色だそうで、ノモスのブラックのストラップを使い込むとやや茶色ががって見えるのと、標準では設定がないのに(カラータンジェントは例外です)ブラウンも用意されているのはその為だと思います。シンプルで味のあるこの素材を使ったストラップはデザイン、コンセプト共にノモスの時計にマッチしていますね。また、このこだわりがノモスという会社らしくも思えます。
ノモス純正ストラップ シェルコードバン
ノモスの純正ストラップ・シェルコードバン考。
コメントを残す