ここ数年来ノモスの人気モデルとして君臨している タンジェントグラスヒュッテ・リミテッド。先日、最終入荷分と聞いていた分が完売しました。ロングランで、色々と思い出も多いモデルだったので是非「販売後も心に残る…」のコーナーにと販売したシリアルNOを書き出していました。そして発売当時の詳細を2〜3確かめようと代理店に連絡をとったところ、なんと最終50本入荷があるかもしれないというではないですか。 現時点で入荷時期は未定とのことでが…。まだ2000本終わっていなかったの?
発売当時は、ノモスのレギュラーモデルには、シースルーバックモデルが無かったこともあり、発売当初から人気モデルでした。確か2000年のハノーバー万博記念の世界限定モデルが初のシースールバックモデルで人気を博したことで、なんとかラインナップにシースルーバックモデルをという要望で誕生したのが2,000本限定のタンジェント・グラスヒュッテ・リミテッドだったと記憶しています。この2,000本という本数はどうして決まったのかは知りませんが、この限定数のお陰で、このモデルだけが変化を遂げる状況の中で、化石のように残っていた感じです。この間、タンジェントのデザインが少しも変わらなかった生き証人的なモデル? 初期型の1TSムーブ搭載モデル。何より価格が据え置き、発売当時はレギュラーのタンジェントより高かったですが、今となっては、非常に割安感を感じます。これは、現在の機械式時計の全体から相対的にみても同じようです。初期型1TSのムーブは見た目はプゾー7001の原型をとどめています。現在これより2段階のステップアップを経て、よりオリジナリティを持つノモスαに至っていますが、1TSは、ノモスの時計が信頼を勝ち得た原動力になったムーブだったことには間違いなく、代理店担当者の努力、最終入荷に期待しています。