腕時計の不具合の原因で多いのがムーブメントの磁気帯びです。これは、機械式、クォーツを問いません。不具合の原因が精査の結果磁気帯びとわかっても、自分の使い方ではそんなはずはないと思う方がほとんどだったりするのも磁気帯の厄介なところです。磁気帯びの可能性は装着していない時も考えれます。
一般的には数センチの距離があれば大丈夫とされているので日常においては、無意識でセーフだったりしていますが、昨今は強い磁気を発生する機器も増えているようなので、身の回りで磁気を発生しているものがないか定期的なチェックしておくのは良いことと思います。
上の3枚の写真は、うちにあったBluetoothマウスでの実験です。思ったより方位磁石の針が振れて驚きました。(機種によって、結果は違うかもしれません。)一番振れたのは乗っけちゃった時、こういう状況は、あまり考えられないですが、机の上や引き出しの中、バックの中など….絶対ないとは言えません。
普通、右利きの方なら左腕に時計を装着して、右手でマウスを操作するので、距離があるのでまず大丈夫ですが、もし時計を装着している方の手でマウスを操作する方は、一度チェックをおすすめします。
スマートウォッチようの金属ベルトで、留め金部分に磁石を使用したタイプのものがありますが、結構強力な磁気を発生しているようなので、別の時計を近づけない注意が必要です。考えられる状況としてコレクションケースに収納されている方が、この時計と一緒に、うっかり他の時計を収納してしまうことです。
磁気帯びに対するメーカー保証適応の対応
メーカー修理保証は、通常のご使用においての不具合というのが前提になります。磁気帯びによる不具合のメーカーアフターサービスの対応は、現在のところ様々ですが、極端に強い磁気帯びに対しては、通常の使用ではないと判断されてしまう場合も多々あるようです。